公務員から外資系企業へ転職して良かったこと10選~仕事編~

みなさんこんにちは。

筆者は公務員から外資系に転職して今のところ後悔はありません。入社したばかりなので学ぶことは多いものの、これまでの自分の経験と特技を活かせる環境で刺激の多い毎日を送っています。

今回は外資系企業に転職して良かった点~仕事編~というテーマです。すでに外資系企業に転職して良かったことは別記事に書いているのであわせてそちらも参考にしてください。それでは行ってみましょう。

前回記事はこちらから

今回の記事でわかること

公務員と外資系の仕事の違いについて、元公務員の視点から解説したいと思います。

貝殻

初めまして!筆者は
・8年間国税専門官として税務署勤務。
・新卒で地方の国税局採用でした。
・国税辞職後は外資系の会社で働いています。

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貝殻

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目次

はんこがない

一番最初にこれをもってきました。外資系には自分の「はんこ」はいりません。契約締結の前に上司に承認を求める書類に関しても「サイン」です。かっこいいでしょ?

公務員時代はというと何にでも「はんこ」でした。特に衝撃なのは「出勤簿にはんこ」ですね。

貝殻

いまは職場にはんこ置いていません。いまのところ使ったことがないので・・・。

決裁がない

誤解の内容に補足すると、契約の締結とか取引先への支払いに関しては役員の許可がいります。ただこれはメールで

「Could you approve those contracts? 」(契約書の承認をお願いします)

と契約書とともにメールで送信するだけです。それで役員から不備を指摘されたり、疑問があれば補足したり回答したりといったような流れで承認を得ます。

国税時代の決裁はだるかったです。調査で増差いくら以上は統括官委任、〇〇以上は署長決裁で、そのとき使う様式はこれで署長決裁の場合ほかにもこういう様式もそろえて様式は局ポータルの〇〇に入っててって・・・

効率悪すぎやしませんか。

国税(公務員時代)に決裁必要なものと言えば

  • デジカメ、USBの持ち出し
  • 調査資料、コピー機の持ち出し
  • 官用車の使用許可
  • 文書発送
  • 調査結果の説明

今思いつくのはこんなところです。上記のリストで言うと調査資料やコピー機は部門の統括官の決裁で、デジカメ、USB、官用車は総務課からの決裁なので作る書類の様式も違いますし決裁に挙げる人も違うので覚えないといけません。これを調査官は朝の限られた時間で準備します。

文書発送の一例を挙げます

法定監査先の納税者に〇〇の資料を追加で用意してもらいたいという依頼をかけた時です。

文書起案(筆者)→赤ペンで添削(連絡調整官)→文書再度起案(筆者)→決裁(連絡調整官)→決裁(特別調査官)→文書発送準備(筆者)→発送内容確認(連絡調整官)→発送決裁(特官)→発送先の宛名確認(総務課職員)

現在はメールで終わりです。

単純に労働者目線で言ったらどちらで仕事したいでしょうか。

設備のクオリティ

設備については前回記事でも少し解説しました。

今回はもうちょっと掘り下げて解説します。

電話

ディスプレイ式ですので着信履歴も残りますし、どこからの電話か登録されていれば表示されるタイプです。役所のあのよくある電話ではありません。

キーボード、マウス

ワイヤレス式です。事務作業するために机を広く使いたい場合はキーボードをわき机の上に置くなんてことも可能で便利です。

ノートパソコン

職場ではラップトップと呼んでいるのですが、わかりやすくするためノートパソコンとします。国税のノートパソコンは情報漏洩を防止する観点からワイヤーロックがかかっていますが、私の勤務する会社ではそういうのはありません。テレワークもあるので持って帰っても問題ないです。(パソコン持ち帰りの決裁はいりませんよ)また、部内の打ち合わせではパソコンを持ち寄ってやり取りをします。

社内チャットツール

社内にはチャットツールがあるので、なにか仕事上聞きたいことはこれで済ますことができます。故にテレワークができるのです。コミュ障でも安心です。

運転をしなくていい

国税だと調査のために運転は避けてとおれません。筆者は車の運転が得意ではありません。ある日天候が悪く猛吹雪のなか調査にいかなくてはならないことがありまして、さらに運が悪いことに17時ギリギリまで調査先でに滞在せざるをえませんでした。慣れない官用車で周りも暗くさらに悪天候という条件の中どうにかして帰署しました。

さらに筆者は開発特官部門に配属になった関係から担当区域が県内になりました。スケールの大きい仕事を任せられたというわけではなく、単に車の移動時間が増えただけです。これが地味にキツかったですね。

そんな筆者も今では出張はタクシーです。車の運転の心配をしなくていいので快適ですね。

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裁量がある

国税と違って異動の希望が叶わないということはあまりないです。〇〇の仕事について担当したい方はマネージャーまでメール下さいといったお知らせが来たらそれに手を挙げるような感じです。積極的に仕事をこなせばその分インセンティブもでますし、現在自分が多くの仕事を抱えており追加で引き受けるのは無理そうだと思えばそれを相談すればいいだけです。

貝殻

労働の最大のモチベーションはお金なんですよ。

国税の場合、この仕事をやりたいですと手を挙げても全く違う部署に飛ばされてばかりでした。故に辞職を選びました。

筆者が公務員を去った理由はこちら

自分のデスクでインターネットが使える

いや、普通でしょって思った方いますか?

税務署内では自席でインターネットが見れないんですよ。

8年間、勤務中にネット閲覧 加古川市職員が給与476万円を不正受給|東播|神戸新聞NEXT (kobe-np.co.jp)

公務員の不祥事でたまに勤務時間中に職務と関係のないwebページを閲覧して処分されるという事例がありますが、国税では絶対にないと断言できます。高いモラルの職員が多いから?いいえ違います。インターネットに繋がってるパソコンなんてフロアに1台しかないからです。それを職員が代わる代わる使っているような状況です。

この記事の1位の普通科のおばさん職員はよく「事務提要(公務員の事務マニュアル)を見ろ!」とドヤ顔でいう人でしたが、そんなの見なくても不明な点はネットで検索する時代です。公務員として働くと世間の感覚とずれていくので危機感を感じている人がいたら、多分それ正解だと思います。

なので私8年間国税で働いていたのですが、一度も外部にメールを送ったことないんですよ。

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ペーパーレス

書類はありますし、たまには大量に印刷することもあります。それでも国税時代の10分の1くらいではないでしょうか。

共用のキャビネットには書類詰まっていますが個人のデスクはほぼ空です。代わりにラップトップにデータを入れて必要があれば紙で出力するようなイメージです。

露骨な性差による優遇がない

国税では女性の人事異動が優遇される傾向にあるのは上記の記事で述べたとおりです。現在の筆者の会社では、手を挙げた人に仕事を割り振るというスタイルですので、男女による性差どころか、国籍問わず(外国籍の方も在籍しています)平等にチャンスがあります。なので筆者も早く仕事を覚えて多くの仕事に携わりたいと思っています。(給料も増えるしね)

人事異動に不満を抱えている方いたら、環境を変えるほうが手っ取り早いと思います。

筆者の外資系への実際の転職状況はこちらのnoteから

時間がたつのが早い

この記事を見ている人は恐らく公務員の方だと思うので聞きたいのですが、仕事楽しいですか?

筆者は辞める直前、出張がない日はデータ入力のバイトのような仕事をしていました。時間たつのが恐ろしいくらい遅かったですね。例えばそろそろ休憩するかと思って時計を見ると

「は?まだ9時半かよ昼休みまであと2時間45分かよおおおおおお」

のような状況でした。

現在は朝メールをチェックすると自分が処理しないといけない仕事が何件か必ずあるので(取引先は外国にあるで夜中に大抵メールが届きます)それを優先順位つけてこなしていくともう昼休みです。そこで午後からは日中届いたメールの処理&こちらから仕事の依頼のメールの送信をしていくともう夕方です。なので今は時間が足りないくらいです。同じ勤務時間でも時間の経つ感覚は全く違います。

システムがユーザーフレンドリー

国税ではKSKシステム(国税総合検索システム)というシステムで納税者の課税状況や取引資料を保管しています。ネーミングセンスが古いのはまあ置いておくとしてこのKSKシステム、めちゃくちゃ画面が古いです。WIndowsXPの時代くらい・・・?

引用元;vector.co.jp

これ窓の手っていう昔入れていたフリーソフトなんですが、KSKの画面はこんな感じ・・・でもないです。これはアイコンがあるからわかりやすいですが、これのアイコンがなくて自分のやりたい事務、欲しい情報をクリックしていくようなものです。このマニュアルも(事務提要)あるにはありますが、すごくわかりにくいです。

そんな筆者でも現在の会社のソフトに関して普段の業務で使う部分に関しては問題なく使いこなせています。なので公務員特有の古いソフトが使いこなせなくても転職には支障がないってことです。(逆にKSKに詳しいです!って言っても評価してくれるところはないと思います)

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番外編 働かないおじさんがいない

公務員時代とい違って外資系企業には働かないおじさんがいません。他の外資系企業だとどうなるんでしょう。すぐクビになるんでしょうかね・・・?

まとめ 公務員から外資系企業に転職してよかったこと10選~仕事編~

以上が筆者が公務員から外資系企業に転職して良かったことの仕事編です。

もし公務員から外資系企業に転職したい人がいればご相談下さい。(コメント、twitter等)

公務員からの転職応援します。

貝殻

筆者の転職ノウハウやブログに書けない国税ネタはこちらのnoteから

貝殻|note

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