みなさんこんにちは
筆者は公務員(国税)を辞めて今現在は外資系の会社で働いています。
筆者は辞める以前から「公務員辞めるなんてもったいないよ!考え直せ!」と言われましたし、公務員を辞めた後にも元税務職員ですと言うと「公務員辞めたなんてもったいなかったんじゃないの?」なんて言われています。
今回の記事では「公務員を辞めるのはもったいない」という意見に対しての、元公務員としての筆者の意見を率直に語っていきたいと思います。
それではいってみます。
初めまして!筆者は
・8年間国税専門官として税務署勤務。
・新卒で地方の国税局採用でした。
・国税辞職後は外資系の会社で働いています。
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公務員をやめるのはもったいないとは
公務員をやめるのはもったいない、というのはそもそもどういった理由から言われることなんでしょうか。
- 公務員になるためにはそれなりの費用と勉強時間がいる。
- 自治体や官公庁によるとはいえそれなりの高倍率。
- チャンスは年に1回
- 一度採用されてしまえば自主退職しない限り、安定した給与と退職金。
一つずつ解説していきます。
勉強時間や費用についてはその人の頭の良さとかどういった教材を使ったか、独学か予備校などで変わってきますが、筆者の場合大学3年生の6月くらいから勉強を徐々に始め、大学4年の6月まで約1年間勉強をしていました。大学生協の公務試験対策講座に申し込んだので費用は30数万円でした。公務員を辞めてしまうとこれらの時間と費用が無駄になってしまうことになります。客観的に確かにもったいないと思います。
採用倍率に関しては国税専門官の場合、他の自治体、官公庁に比べて低いとはいえ3~4倍程度はありますし、現に私の大学でも落ちている人はそれなりにいました。そこを突破した、つまり一定の集団から選ばれてその職場で働く権利を与えられたわけです。それを放棄するのはもったいないかなぁと言えます。
公務員試験はチャンスは年に1回しかありません。第一希望の自治体、官公庁に落ちてしまったら次のチャンスはまた来年です。(そのため併願先で妥協する人もそれなりにはいるのが現状ですが)なかなかチャンスをつかみにくい就職の場と言えます。
そして一度採用されてしまえば例え万年係長(国税の場合万年上席と言います)でも給与もボーナスも退職金も支給されます。民間企業では賃金カット、ボーナスカット、退職金は出るかどうかはその会社による、そしてそもそも会社が将来続くかわからないし、社員の能力次第ではクビもあり得ます。そういった環境と無縁の公務員を辞めるのは確かにもったいないでしょう。
公務員のメリットを十分に理解していたが結果として辞めた
筆者は十分上記の状況を理解していました。しかしながら筆者の状況としては
- つまらないし、誰の役にも立たない資料作り(当時筆者は開発特官付という左遷部門でした)
- 両隣の普通科さん(高卒採用者)から執拗なパワハラ
- 給料は月22万
- 異動の希望は全くかなわない
という状況に陥っていました。
公務員を辞めるのはもったいないというのも理解できないわけではありません。ただ、こんな状況でも仕事にしがみついているくらい公務員って価値のある職場なんでしょうか・・・・?
公務員を辞めるのはもったいないという人の正体
公務員を辞めるのはもったいないという人たちって
そもそも公務員なんでしょうか?多分違うような気がします。
私が仮に公務員を辞めたいという相談を受けたら元公務員としてすごく気持ちわかります。
例えば私が最近公務員辞めたのもったいないと言われたのはフィリピン留学先であった外資系企業勤務のマダムや、今の会社の役員です。あとは親戚からも言われたりもしましたが、彼らは公務員ではありません。
公務員を辞めるのはもったいないっていう人って公務員になることのメリットは知っていてもなかなか内情を知らないような人ばかりのような気がします。
公務員を辞めるのはもったいない、は無視
結論から言うと、公務員を辞めるのはもったいないという意見は無視していいと思います。周りが公務員を辞めるのはもったいないといっていても、今現在公務員として働いている自分が公務員の仕事は面白くないし、転職したいと思えばその気持ちが正解です。自分の気持ちに反して仕事を続けたとしてもいずれ精神にガタはくるだろうし、現にメンタルを崩している公務員は増加傾向です。
心の不調で休み、3万8千人超 地方公務員、21年度(共同通信) – Yahoo!ニュース
幸いコロナのおかげで(?)今現在の転職面接は1次面接はオンライン面接で2次面接or最終面接のみ本社で役員との面接というパターンが主流です。オンライン面接なら有給休暇を1日とってその日に面接を3つか4つ詰め込むのも可能です。筆者の場合、1次面接はフィリピンの語学学校でやって2次面接は本社というパターンで転職活動をしていました。(最終面接で落とされたケースもありますが)
あとは考え方次第
あとは考え方次第です。例えば公務員試験をとおして得た知識は結果的に無駄にはなってはいますが、これから資格試験を勉強していくうえで公務員試験で培ってきた勉強姿勢は応用できます。高倍率の自治体、官公庁を潜り抜けてきたくらいなので転職においての面接も普通の人よりかは受け答えがしっかりしている人が多いのではないかと思います。公務員試験に受かるくらいですからSPIの勉強もちょっとやればすぐに対策はできるでしょう。公務員試験や公務員の職務で得た経験は全く無駄ではないと断言できます。なので転職も恐れずに挑戦していきましょう。
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