皆さんこんにちは。
筆者は新卒で国税専門官として地方の国税局に採用され、その後約8年間税務署で勤務していました。しかしながらこのまま何も成長できないような職場で定年まで飼いならされるような人生で自分は満足なのだろうか、そんな疑問を持ち辞職しました。その後約5ヶ月フィリピンにて英語を学びつつ、外資系の企業を中心に求職活動をし、今現在は外資系の企業で働いています。
詳しくはこの辺の記事を見てくださいね。
今回は公務員で働くことに疑問を覚える皆様に「普通の公務員」から「外資系企業」への転職方法についての戦略プランを提示したいと思います。外資系企業で働きたいなぁ・・・と漠然と考えている公務員の皆様の是非参考になればと思います。それではいってみましょう。
「普通の公務員」が外資系企業で働く方法とそのための戦略をお教えしたいと思います。
初めまして!筆者は
・8年間国税専門官として税務署勤務。
・新卒で地方の国税局採用でした。
・国税辞職後は外資系の会社で働いています。
・業界大手!幅広い求人&実績豊富なアドバイザーが魅力のリクルートエージェント
・各職種に精通したコンサルタントがあなたをしっかりサポートSpring転職エージェント
・外資系企業も含めた幅広い求人&専任のキャリアコンサルタントがしっかりサポートマイナビエージェント
・管理部門&バックオフィス系求人に特化した転職エージェントはMS-Japan
・未経験からITエンジニアに挑戦ネクストキャリア
転職サイト、エージェントはチャンスを広げるためにも最低でも3つは登録することをお勧めします。
「普通の公務員」とは
まず「普通の公務員」の定義についてです。今回の記事では「普通の公務員」について
- 国家公務員一般職、地方上級程度の試験
- そこそこの大卒
- 取り立てて評価されているわけでもないが、なにか問題を起こしたことはない
としたいと思います。
筆者の公務員時代はそんな感じです。
ですから、「国家総合職で霞が関勤務」「超難関大出身」みたいな人は本記事は参考にしないでください。というよりもっといいプランがあるはずです。
1 業界や業種を定める
まず転職を思い立ったら辞めた後に次に働く業界や業種をイメージしましょう。
一言で外資系と言っても仕事内容自体は日系企業と変わりません。しかしながら働き方や取引先、社内資料、設備が日系企業と大きく違うところが特徴です。
公務員からの転職の場合、
- 公務員時代に培った経験を活かして更に英語が使えて給料が高い環境にステップアップするか
- 思い切って未経験で新しい業種に飛び込むか
この2パターンがあげられます。これに関してはどちらが正解というのはないと思っています。後述しますがその道について詳しいキャリアアドバイザーや転職エージェントなんかの話をしっかり聞いてどちらの道を選ぶか決めていけばいいと思います。
一般的に未経験業界へ飛び込んだ場合給料は下がると言われていますが、外資系企業の場合基本給が高いので未経験でも公務員時代より増えるということは十分にあり得ます。
自身の現在の職務経験と資格と希望職種でだいたいこのくらいの年収の募集がありますよ~と教えてくれるミイダスというサイトもあります。
私の場合はというと今まで税務の仕事をしていた経験もあり、それなりに勉強もしてきたしこの知識を今後も生かしていきたい、かつ外資系企業のような英語を業務で使うような職場に行きたいという二つの観点から仕事を探しました。一応参考にしてみてください。
2 英語力を身に着ける
エントリーシート編
当然ですが英語は必須です。社内の上司や取引先は英語ネイティブです。そのため英語はしっかりと身に着けておきましょう。では具体的にどのように英語を身につけるかというと
「TOEIC」です。
いまさらTOEICかよ
ちょっと待ってほしい
日本の転職市場において重視される資格はTOEICです。英検やIELTSのような資格の試験もあるにはありますが、あまり求人票では見かけません。まず外資系企業の書類選考を突破するには「英語ができます」というアピールが必要です。そのアピールのためにTOEICは必須と言えます。
また英語の4技能のうち「話す」スキルに関しては「英文法の知識」、「英語を適切に聞く能力」のふたつが備わっていないと難しいかと思います。その1st stepがTOEICであると思います。
幸い現代はTOEIC勉強に関する情報発信や、勉強法、教材もかなりそろっており集中的に取り組めば、効率的に高得点を取ることも可能です。外資系を目指すのであれば最低800点あたりは目指しておきましょう。
筆者はTOEIC880点ですが、英文契約書なんかは重要な部分以外は飛ばし読みの状況です・・・・。もっと精進しないとですね。
また、外資系企業の場合エントリーシートは英語です。
!?
エントリーシートが英語と言っても日本語の志望動機や職務履歴が英語になっただけです。TOEIC800くらい取れるころには翻訳サイトを使いながらどうにか作れるはずです。筆者は自身で作ったものをフィリピン人の先生に添削してもらいながら作りました。
また外資系企業の場合、職務経歴、資格、経験、学歴を履歴書に記入し、志望動機を「カバーレター」に記入します。特に様式は指定はありませんので自分の好みのデザインでいいと思います。筆者が実際に使ったものはnoteにあるので興味がある人は購入お願いします。
筆者の転職ノウハウやブログに書けない国税ネタはこちらのnoteから
ここまでがエントリーシート作成編です。
面接編
ここからが面接編です。面接に関しては外資系だから100%英語というわけでもありません。会社によります。
筆者の場合、最初から最後まで英語の面接は2回だけありました。また、この質問は英語で答えてくださいというように特定の質問だけ英語で答えるように指示されることもありました。外国人が面接官のこともあれば普通に日本人の場合もあります。
つまりあらゆる状況に対応できるように「英語で話す力」を身に着けなくてはならないということになります。
これはTOEICでは無理です。TOEICもSpeakingとWrtittingの試験もありますけど、機会と場所が限られています。また話す力に関しては〇〇の資格を持っていますではなくて話す能力を示さなくてはなりません。
そのためTOEIC800を超えるくらいになったら「オンライン英会話」を試してみましょう。
筆者はこちらの「QQEngilish」のプランがいいと思っており、理由としては
- フィリピン人講師はネイティブではない故にきれいな発音を勉強し会得している
- 安い
- 自宅でできる
ちなみに筆者はフィリピンには5ヶ月いました。
フィリピン人は英語ネイティブではありません。にもかかわらず英語圏のアメリカ人からの問い合わせのコールセンターがマニラのいたるところにあります。単純に英語教育が盛んなだけでなく、きれいな英語が使えることで高給な仕事にありつくことができます。故にフィリピン人は英語勉強に熱心なのです。(コールセンターはフィリピンでは高給なお仕事なんですよ?)
せっかくなので日本人の我々もその恩恵を享受しましょう。
ある程度英会話で言葉に詰まることなく英語を話せるようになったら面接にトライできるくらいのレベルになったと言えます。ここまで準備をしたら自信をもって外資系企業へエントリーしましょう。
3 どの転職サイト、エージェントを使うか
転職サイトやエージェントは外資系企業を狙うのであれば外資系企業の求人を扱っている転職エージェントやサイトを使わないといけません。
例えばマイナビエージェントであれば外資系も含め多数の求人を扱っている超大手です。とりあえず数が多いので求人を眺めるという意味ではいいエージェントだと思います。
ただし大手の転職エージェントは登録者数も多く必然的にライバルも多いです。またハズレのような求人も正直それなりにあります。最初から「この業界に行きたい」「この業種で働きたい」と決めているのであれば下記のような特化型エージェントのほうがいいと思います。
まずはレックスアドバイザーズ
税務職員のように簿記2級程度を持っているだけでもそれなりに選択肢があります。あとは職務経験や他の資格次第で高収入の条件も狙えます。
また同じくバックオフィス系の求人に特化したエージェントはこちらのMS-JAPAN
公務員であれば地味で退屈な作業に対しても丁寧にこなせるという独特のスキルが身についていると思うので、こういったバックオフィス系の求人とは親和性があるのではないかと思います。(このフレーズ面接でもつかっていいですよ)
外資系企業に行きたいという方は下記のエージェントをお使いください。
これら2つのエージェントはそれなりに英語力がないと応募できません。ロバートウォルターズに関してはメールも英文ですし、エージェントも外国の人です。ただその分登録者数は少ないと思われるので、自身の経歴、資格とマッチすれば好待遇の求人を見つけるチャンスにもつながります。
おまけ 最終的には運も絡んでくる
最後に、転職は「運」の要素も絡んできます。一握りのハイスペック人材なら関係ないのかもしれませんが、大多数の人にとってその年の景気によって就活が簡単だったり、難しかったりします。就職氷河期みたいな時期(幸いにして筆者はそういった時期を経験してはおりませんが)ではなかなか気軽に転職なんてできないでしょう。近年はコロナもようやく収まり、また、コロナ禍で定着した「オンライン面接」は現在も主流なので転職についてはかつてより簡単にしやすくなったと言えます。これは公務員からの転職であっても例外ではありません。
また、筆者の今の会社は業務拡大時期でありまして、たまたま求人を出していたところをたまたま筆者が目にし、結果的に公務員時代より仕事に打ち込めるような環境に身を置くことができました。恐らく2021年とか2020年あたりに転職活動をしていたら求人を出していなかったでしょうし、仮にアプライしても落とされたでしょう。なので筆者の転職活動がうまくいったのは単に「偶然」や「運」も絡んでいたと言えます。
まとめ 普通の公務員から外資系企業に転職するための3つの戦略
以上が「普通の公務員」から「外資系企業」へ転職するための3つの戦略です。普通に公務員試験に受かる程度の努力ができる方であれば、だれでも取り組めるプランです。もし現在の職場環境に不満があり、思い切って挑戦したいという方がいれば是非参考にしてください。また、筆者のnoteでは筆者が実際に使った転職サイト、エージェント、履歴書のテンプレを公開しているのでそちらもあわせて参考になればと思います。
筆者の転職ノウハウやブログに書けない国税ネタはこちらのnoteから
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