皆さんこんにちは!
今日は外資系企業と公務員どちらが働きやすいの?というテーマで元公務員、現外資系企業勤務の筆者が私見を述べたいと思います。公務員への就職を考えている人や、公務員としての働き方に悩みを抱えている皆さんの助けになれたらと思います。
それではいってみましょう。
公務員と外資系企業の働き方の違いについて解説します。
初めまして!筆者は
・8年間国税専門官として税務署勤務。
・新卒で地方の国税局採用でした。
・国税辞職後は外資系の会社で働いています。
・業界大手!幅広い求人&実績豊富なアドバイザーが魅力のリクルートエージェント
・各職種に精通したコンサルタントがあなたをしっかりサポートSpring転職エージェント
・外資系企業も含めた幅広い求人&専任のキャリアコンサルタントがしっかりサポートマイナビエージェント
・管理部門&バックオフィス系求人に特化した転職エージェントはMS-Japan
・未経験からITエンジニアに挑戦ネクストキャリア
転職サイト、エージェントはチャンスを広げるためにも最低でも3つは登録することをお勧めします。
結論を言うと公務員は働きづらいし外資系企業のほうが働きやすいです
先に結論を言ってしまうと公務員は働きづらいし、外資系企業のほうが働きやすい環境だと思います。
それでは、なぜ私が外資系企業のほうが働きやすいと思うのかあらゆる面から分析したいと思います。
就業時間
公務員時代のスケジュール
8:30までに出勤
8:30~12:15 午前中の仕事
12:15~13:00 昼休み
13:00~17:00 午後の仕事
17:00以降 残業がなければ帰宅
税務署勤務ならこんな感じです。労働時間だけでいったらホワイトかもしれませんね。
現在のスケジュール
9:00を目途に出勤
昼休み (好きなタイミングで)
残業 あればやるしなければ帰るし、パソコン持ち帰って家でやってもいいし
あまり時間に縛られた働き方ではないことがわかると思います。(テキトーすぎた?)もちろんクライアントとのミーティングや来客等があればその時は指定された場所にいなくてはなりませんが、それ以外は割と自由です。ありがたいことに会社役員からはコロナが収束しつつある現在も引き続きリモートワークについて理解を示しています。
与えられたプロジェクトでクレームをもらわず、利益を最大限に出しつつ、しっかりと完遂してもらえれば特に問題ないですというスタンスなので割と自由に働けてます。
公務員時代は開発特官部門というところで税務調査に使う紙の取引情報をエクセルに入力するという地味で誰でもできる仕事を与えられていました。正直いってわざわざ会社にこなくてもできるような仕事ですが、「特官。これ会社でやる必要ないので家でやりますわ」とか言ったら頭おかしい人扱いされます。取引情報を家に持ち帰るとか税務職員は無理ですからね。
IT環境
公務員時代
- 一部の部署のみテレワーク可。税務署勤務は無理。
- オンラインで署長決裁も一応前例はあるらしい。多分少ない。
- コロナが流行したことから大規模研修はオンラインへ移行。
私の税務署時代はこんな感じでした。テレワークもある部署はあるみたいです。税務署勤務はなかったですね。緊急事態宣言のときの在宅勤務のアレは仕事とは言わんでしょ。今度詳しく解説したいと思います。
オンラインで署長決裁は対外アピールのために1例だけ聞いたことがあります。多分ほとんどは今でも署長決裁は対面だと思います。
これにも書きましたが、わざわざ離れた署まで車で行って30分程度署長に調査結果を説明してはんこもらうとか効率悪すぎるでしょ。
税務職員の研修は原則税務大学校で一カ所で集まって研修という流れでしたが、2020年からオンライン(録画?)に移行したみたいです。大学も再開したみたいなので、税務大学校もそろそろ再開だと思いますが・・・。
現在
- テレワーク可。
- オンラインで海外クライアントとミーティング。
- 共有のスケジュールソフトでプロジェクトの進捗可視化。
繰り返しになりますが、IT環境が整っているためテレワーク可能です。家からでも共有のドライブに作成した資料をアップロードできるので普通に家でも同じ仕事ができます。
時差もあるような海外のクライアントとは英語でミーティングです。公務員時代と違いわざわざ現場まで行く必要はありません。そのため海外取引が多いもののコロナ禍でも今の会社は事業拡大していたらしいです。
スケジュール管理を一例に上げましたが、ソフトは全部共有のサーバーにしまっており、操作も簡単です。国税時代は駐車場使用の経費精算ですら面倒でした。
服装
- スーツネクタイ必須
公務員時代はスーツネクタイ必須でした。まぁ100歩譲ってそれはどこの会社でもそうかと思って気にしてはいなかったんですが調査の時は夏でも上着必須でスーツネクタイ着用の上臨場するとかいう謎ルールがありました。(今はさすがにクールビズです)
今はスーツネクタイは一着だけおいておいて普段はオフィスカジュアルみたいな服装です。服代もだいぶ安くなったので助かりますね。
同僚
公務員時代
- 高卒が7割。
- 気に入らないことがあれば大声で恫喝、ごみ箱や机を蹴り飛ばす
- 税務署内は若い人がほとんどいない。
国税時代は本当にひどい職場環境でした。詳しくはこの辺を参考にしてください。
現在
- 若い人から50代までバランスが良い人員構成
- マネージャーですら30代。給料は外資なので当然高い。
- 全員英語がそれなりに話せるし、外国籍も多数。
国税とは異世界です。
マネージャーは能力や経験が重要視されるため(外国人にプレゼンできるくらいの英語力がないとそもそも無理です)、国税みたいになんでこの人が統括官になれたのだろうみたいな人はいません。能力主義なのでシビアですね。
クライアント
公務員時代
- 客は選べない(苦笑)
あまり多くは語りませんが公務員経験者なら理解できるはず。
現在
- 取引先は選べるが頭よさそうな人ばかりである意味大変。
- 提携先に弁護士とか税理士法人もあるので連絡するときはかなり慎重に。
クライアントは軒並み知的な方が多くてこちらから連絡する際は委縮してしまいます。
休日の過ごし方も
国税時代は「24時間公務員であることを自覚しろ!何か事件があればすぐニュースになるぞ!」といって公務員であるが故の不自由さを感じていました。
また国税の場合、税務調査で臨場した店舗や納税者宅の周辺にはなかなか私用で行くことができません。調査でやりあった人とまた会うのはお互い嫌でしょうからね。
そういう不自由さ、不便さも民間企業に転職した現在はなくなりました。
働きやすさは大事
公務員はクビにならないし、給料はそこそこです。(国税の場合は)管理職にでもならない限りは土日もしっかり休めて繁忙期を除けば有給を取ることにも寛容です。なのになぜここまでメンタル不調者が多い職場なのか。
単純に公務員は上記で述べたように非常に働きづらい職場だと思います。
事実、国税の場合それなりにメンタル不調者がいます。
現在、公務員として「毎日職場行くのめんどい・・・」、「高齢職員の介護だるい・・・」と思っている方へ、テレワークOKの職場はそれなりにありますし、未経験でも社会人として働いていた経験があれば採用しますという会社もあります。私の場合、国税時代の税法の経験と得意の英語を活かして外資系企業で自身のこれまでの経験にマッチする求人にアプライしました。
まとめ 意外に民間企業で働くほうが働きやすい
公務員は確かに安定しているし、100%クビになることはありません。ただ働きやすさとは程遠い職場環境です。
現在外資系企業で働いてますが、元公務員は使えないなと言われてことは一度もなく(同僚がいい人ばかりというのもありますが)むしろ税務署勤務の経験を活かし、税務署への届出書の提出時期の社内共有や会社の納税の管理に貢献できているという面もあります。
職場に不満を抱えている公務員の皆さんは私のnoteと下記の記事を参考に行動しましょう!今回も最後までお読みいただきありがとうございました!
私は公務員から脱出して現在外資系企業で働いています。
公務員からの脱出プランはこちらの記事とnoteを参考にしてください。
コメント