【国税】Fランでも安心!?学歴に自信のない人ほど国税専門官試験を受けるべき理由を解説します

皆さんこんにちは。

筆者はFラン大卒ではありませんが、そんなにいい大学でもありません。そのため公務員講座を受講した筆者の大学の受講生も半分くらいは公務員試験に落ちていました。あまり賢くない大学からすると公務員試験というのはなかなかのハードルってことですね。

そんな中「採用数が多い」「筆記試験はギリギリでも面接さえしっかりこなせば合格できる」「普通の公務員よりちょっと給料が高い」にも関わらず「職務の特殊性から不人気」な試験があります。

それが「国税専門官」です。

今回の記事では学歴に自信がないけど公務員になりたい、という方へ国税専門官が他の公務員に比べて合格しやすい理由と、学歴に自信がなくても職務を遂行できる内部の環境をちょっと紹介したいと思います。それではいってみましょう。

今回の記事でわかること

国税専門官が合格しやすい理由と、学歴不問の職場環境を解説します。

貝殻

初めまして!筆者は
・8年間国税専門官として税務署勤務。
・新卒で地方の国税局採用でした。
・国税辞職後は外資系の会社で働いています。

厳選!転職サイト&エージェント!

・業界大手!幅広い求人&実績豊富なアドバイザーが魅力のリクルートエージェント

・各職種に精通したコンサルタントがあなたをしっかりサポートSpring転職エージェント

ロゴ

・外資系企業も含めた幅広い求人&専任のキャリアコンサルタントがしっかりサポートマイナビエージェント

・管理部門&バックオフィス系求人に特化した転職エージェントはMS-Japan

・未経験からITエンジニアに挑戦ネクストキャリア

貝殻

転職サイト、エージェントはチャンスを広げるためにも最低でも3つは登録することをお勧めします。

目次

採用数は増加傾向

2022_jissijyoukyou.pdf (jinji.go.jp)

こちらは2022年の国税専門官採用試験の結果です。

最終合格者数4,106人は他の官公庁と比較して圧倒的にトップです。

・上の世代が抜けていくのでその分を補充する必要がある。

・インボイス等新しい法改正に対応するために人員を増やす必要がある。

貝殻

税制が大きく変わるとその前後の年は採用数が増えます。

1次試験の受験人数(11,098人)最終合格者数(4,106人)で比較して倍率2.7倍です。2次試験で比較すると受験者数6,383人に対しての合格者4,106人だから1.5倍でしょうか。2次試験に限っていえば落ちる人のほうが少ない試験ですね。

貝殻

2022年の試験結果は筆記試験さえ通れば、3人に2人は合格できる試験です。

筆記試験は足切りを回避する程度でよい

国税専門官を含め、公務員試験は面接重視にシフトしています。国税専門官の場合、筆記試験さえ通ればあとは面接の場でC評価以上をとることができれば最終合格が可能です。

面接に関してはコミュ力に自信がなくても練習回数次第で対策は可能です。機会を見つけて面接対策はしっかりしておきましょう。筆記試験が終わった後でも十分間に合います。下記の記事に記載しましたが、私は決して人付き合いが得意ではなく端的に言えばコミュ障です。コミュ障なりの公務員試験対策についても併せて述べていますのでお役立てください。

ストレス耐性とかストレス解消の方法について聞かれた記憶があるので、その辺を自分なりに説明できればいいかと思います。

貝殻

国税の仕事はストレス耐性と理不尽な目に遭った時の我慢強さがあればなんとかなります

ストレス耐性について聞かれるというのは私が国税を受験した時からの定説でしたが、ちょっと調べた限りですと今も変わりはないようです。まぁストレスは普通の会社よりかは溜まりますからね・・・。

経歴不問

あんまりこういうことを言うのもアレなんですが、

国税専門官の中には優良民間企業ではまず採用されないような人たちもいるんですよね・・・・。

例えば30手前まで職歴無し資格無しなんて普通に就活は難しい年齢だし、まして優良企業への就職なんて無理です。国税専門官ならそういう人でも面接次第で入ることができます。繰り返しにはなりますが、1次試験の足切りを回避する程度の記憶力と面接で自己アピールさえ普通にこなせれば十分な試験と言えます。

また、上記の記事でも書きましたが国税専門官試験は「大卒」が必須要件ではなく「大卒程度」です。高卒で20代前半まで働いて専門学校で2年勉強したような人でも「大卒程度」とみなされ「国税専門官」として大卒と同じ給料を得ることができます。こう考えるとなかなかコスパよくないでしょうか?

これも上記の記事で書いていますが実際筆者の同期にもFラン卒、正確にはFランではないのかもしれませんが初めて耳にするような大学出身者も何人かおりました。

私が見てきたちょっと経歴がアレな人たち

  • 4浪の末、田舎の国公立大学にしか入れなかった人
  • Fラン卒+2留
  • 既卒後2年間バイト暮らしで一念発起して公務員受験
  • 新卒で入った会社を半年で辞職後3年間ニート
  • 4年間文系学生+4留の後、就活を始めた人
貝殻

この経歴でも受かるのが国税専門官試験です。

出世に学歴は不問

その後税務のプロとして税務署に配属されるのですが、国税組織内での出世レースに学歴は関係ありません。

こちらの記事で詳しくは解説していますが、まとめるとこの3つです。

  • 研修成績上位5%
  • 労働組合のトップを目指す
  • 一統括から目をかけられる

Fラン卒の場合一番上はほぼ不可能ですが、その他二つに関しては十分に可能性があります。早い話上から気に入られればオッケーです。

余談ですが、一部の会社には「学閥」と呼ばれる〇〇大学卒の集まりのようなものがあります。国税の場合もあるところはあります。

「〇〇高校卒の集い」みたいなやつです。

・・・まぁ大卒は少数派なので仕方ないですね。

高卒が主流の職場なので「国税局の部長」「税務署長」のようなトップのポジションにつくのにも学歴は関係ありません。非常にフェア?な職場と言えるかもしれません。

税務のプロと言っても

税務のプロと言っても採用時点ではほぼ全員素人です。

机上の研修やOJTを通して税務に関する法律や知識を学んでいきます。もちろん中には会計事務所からの転職者や税理士試験の経験者もいますが大多数は税務に関しては初学者です。

高難易度の資格を持っている人もいますが、実際にそれを活かせるかどうかは部署によります。それよりかは飲み会についていける健康な肉体のほうが大事です。

また、研修成績トップのような優秀層は国税局や国税庁の重要な部署に行き、キャリアと仕事をすることもありますが、国税職員の大多数は税務署勤務です。Amazonでも買えるので10年職歴を買っておけば税務職員がどういう異動をするのかがそれなりにわかります。大多数は税務署をローテーションです。

税務署内での勤務であれば届出書をひたすらKSKという専用の情報蓄積システムに入力するのがメインの「内部事務担当」や窓口を担当する「管理運営」、納税者から出された取引情報をエクセルに入力しているだけの「資料情報担当」のような楽な部署もあります。

貝殻

窓口とかデータ入力の仕事は本当に時間を給料に変えてるだけって感じで自分には合いませんでした。

頭の良さを求められる部署は一部だけで、ルーチンワークのような仕事も多数あるしそれを担う職員も必要ということです。

こう考えるとチャンスがあふれた職場ではないでしょうか

上記より

  • 試験自体はそんなに高難易度ではない
  • 採用試験は経歴不問
  • 出世争いは学歴不問

と学歴に自信がない人でも安心して活躍できる分野ではないでしょうか。民間企業であればエントリーシートで落とされるような人でも筆記試験さえ通れば面接までは「誰でも」行けます。これまでの学歴、経歴に自信がない・・・けど一発逆転を狙いたい、そんな方は是非「国税専門官」を目指しましょう。

余談 公務員試験が一発逆転の代名詞になりつつあるような・・・

公務員辞職後、転職エージェントから話を聞いたり数多くの求人を見てきた筆者ですが、優良企業に入るには「資格」、「経験」あるいは「学歴」が必須なんですよね・・・。

その点、国税専門官試験なんていずれも不要ですし30歳までに思い立ったら「誰でも」挑戦できます。(大卒じゃない人は専門学校に入らないといけませんが、それも2年間だけで十分です)

また国税専門官の待遇については下記の記事にすでに記載しております。優良企業には及ばないまでも平均的な企業に比べたら給与、退職金、福利厚生なんかで見たらそれなりにいい条件ではないでしょうか。

民間での就職にあまり活路を見出せない人にとっては非常に優良なポジションということですね。

まとめ 学歴に自信がない人は国税がおすすめ

以上より国税専門官は学歴に自信がない人、いわゆるFラン大卒にとって国税専門官がおすすめな理由です。

国税の採用数が増えている間にサクっと合格して公務員ライフを目指しましょう。

今回もお読みいただきありがとうございました!

貝殻

私はこの国税から脱出して現在外資系企業で働いています。
公務員からの脱出プランはこちらの記事とnoteを参考にしてください。

公務員から外資系企業へ転職 その具体的な道のり|貝殻|note

よかったらシェアしてね!
  • URLをコピーしました!
  • URLをコピーしました!

コメント

コメントする

CAPTCHA


目次