皆さんこんにちは。
今回は筆者が国税時代に会ったヤバい職員5選を取り上げたいと思います。
国税は閉鎖的で一度就職したら定年まで周りにいる人たちと付き合っていかなくてはいけません。
公務員を目指している人、あるいは現役公務員の方はよく認識したほうがいいです。
あなたが周りで「この人苦手だな・・・」と思う人は、あなたが仕事を辞めるか、その人が仕事をやめるまで何かしらで関わる機会があるんです。
筆者が国税を辞めた原因の一つでもあります。
では見ていきましょう。
国税にいる「ヤバい」職員を元職員の立場から解説します。
初めまして!筆者は
・8年間国税専門官として税務署勤務。
・新卒で地方の国税局採用でした。
・国税辞職後は外資系の会社で働いています。
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第5位 働いたら負け!ある意味最強のコスパMJ
筆者が5年目初めての異動で小規模署に配置された時の上席でした。
58歳くらいであと2年で退職を迎えようという頭のハゲた、いかにもやる気のないMJって感じでした。
国税の職場では万年平のことをMJ(エムジェイ)と言います。
その職員はとにかく働かない職員でした。
30分に1回はタバコ休憩を5分間とっていました。しかもその間タバコふかしながらスマホで遊んでいました。当時はまだ署内に喫煙室がありました。
1時間に10分の休憩で7時間として1時間はサボっていることになります。
さすがに有給申請しろって思うレベルでした。
しかもこれ誰もが思っていることなのに統括とか総務課長とかだれも注意しませんでした。
国税でパワハラが横行しているのは、管理職の見て見ぬふりが問題なんだと思います。
また、このMJおじさんデスクに座っているときは出張予定のない時期も地図閲覧システムで遊んでいました。
国税のPCはフロアに1台だけあるインターネット用PCを除いて、ネットの閲覧ができません。
なのでサボるときは国税内のお知らせをじっくり読むか、地図閲覧システムを見るのが主流でした。
このおじさんは地図閲覧システム派だったようです。
MJについての解説はこちらから
第4位 独り言の声デカすぎ!高血圧糖尿病まっしぐらおじさん
これは私が1年目管理運営部門にいたときの上席でした。
見た目はものすごく太っていてまず不潔でした。
そして独り言の声がデカすぎました。
確定申告期はこの職員と二人で会議室で確定申告書を個人課税に回す下準備みたいな作業をしていたのですが、ずーっと独り言を言いながら作業していました。あとたまにキレながら独り言を言っていました。家で好きなだけやれよ・・・。
管理運営はこういった問題のある職員を抱えているケースが多いです。(だから他部門で管理運営を下に見ているケースもあります)
今は管理運営は縮小傾向で新人は管理運営で1年間配属というケースは必須ではなくなったため、これから国税専門官を目指す方は安心してください。
ちなみにこの職員はその後統括官へと昇格しました。国税組織の管理職といってもこの程度です。
第3位 見た目はタコ入道!人のやることなすことにケチつけるのが大好き元銀行員
これは8年目私が辞職した年の隣の席のおじさんでした。
当時の私は資料担当という閑職に追いやられていました。
社会人経験者採用で入ってきたので40代後半で税務職俸給3級の調査官でした。
元地方銀行で働いていたというバックボーンがありました。
人のやり方にケチつけるのが大好きで携帯用コピー機の動作確認に使う紙やら、文書発送につかう適宜の様式からなんにでもケチつけてきましたね。
役職は変わらないからパワハラにはあたらないのかな・・・?
40代後半で調査官だから統括になれるかどうかはわかりませんが、社会人経験者採用だとこういうはずれみたいなのも採用されます。
国税は入るのは簡単という実態が改めて浮き彫りになりました。
ちなみに髪型がとても特徴的で少ない髪の毛をツンツンさせていました。
(あれは整髪料使って整えていたのか最後に聞きたかったな・・・。)
筆者が開発特官にいたときには実際にもう一人うつで休職者がいました。こいつのせいではなかったとは思いますが・・・。
第2位 時の魔術師!?決裁日は自由自在な統括官
第2位は6年目小規模署に配属されていた時の統括官でした。
まず見た目がすごかったですね。全く自信のない小太りの中年男性というか。
「あれ・・・?これ多分ハズれだな・・・」
筆者の直観は当たりました。
調査の指示は不明瞭、確定申告期のレイアウトは総務課長任せ、署内の会議の資料作成は人任せ、統括官決裁に挙げた書類が返ってくるのは1か月後とあなたは何の仕事をしているのかといった統括官でした。
実際にあったエピソードを紹介します。
私は10月1日に調査が終了した事案の決議を起案しました。
「統括、こちらの事案決裁お願いします」「そこ置いといて」といったやり取りをしました。
その後は何日たっても調査の決議書は返ってくることはなく納税者に加算税の通知送るんだから早く返せよとやきもきしているうちに10月30日に決議書は返ってきました。そして決裁日をみるとなんと
「10月4日 統括官」
これの何が問題かを解説するとこのダメ統括官は10月4日にはんこを押したのではなく10月30日にはんこを押しました。ところがそれだと1ヶ月近く何しとんねんと国税局の内部監査で指摘を受けるだろうから10月4日にはんこを押したことにしたんです。
これだと今度は10月30日以降に加算税の通知を調査担当者が送ることになるのですが、決裁をもらって1ヶ月近くなんで加算税の発送をしないんだとなるので私を含め部門の職員は統括官に指摘したところヘラヘラしながら「前任署だとこうだったから今回は大目に見てね^^;」というしどろもどろな言い訳を展開してきました。やってることは公文書の偽造に当たるんじゃないかと思うのですが、仕事の遅れは部下のせいにしたいみたいですね。
能力が伴わないのに管理職を志願するとこういう末路になるというかわいそうなサンプルでした。
国税の職場も職員20人程度の小規模署であれば、管理職にそんなに高い能力は求められないってことです。
第1位 若手キラー!マウントとるのが生きがいですおばさん
これは8年目辞めた年の隣のおばさんですね。
筆者が辞めた時の席は下記のとおりです。
そのおばさんはとにかく相手が年上だろうが新人だろうが、事務の手続きや税法を知らなかったらとにかく上から目線で攻撃するのがすきなおばさんでしたね。(ある意味誰にでもフェア)
仕事のやり方を聞くたびにマウントとられるのが嫌なので可能な限り話さないようにしました。
そして口癖が「最近の若い子はウチの職場あんまり続かないからなぁ」でした。多分あなたが原因の人も多いと思います。
上席ならともかく採用1年目~4年目の事務官レベルの人に丁寧に教えるって風潮あまりないんでしょうかね・・・。
上の配席みてわかるとおり、署にはあまり若い人はいません。私は8年目で部門の最若手でしたからね・・・。8年目でも後輩がいないのでプリンターの紙の補給やら電話対応やらしてました。(8年やっても仕事内容は事務官時代の延長です)
このおばさんのキチエピソードは一度とある会社から、社員の就労ビザの発行に法定調書合計表のコピーが欲しいのだが可能かどうかという問い合わせがありました。
提出状況確認の上折り返しますと回答したら隣のデスクで
「なんでビザの発行に法定調書合計表が必要なんだよ!!!!!!!!!」
と喚き散らしていました。
キレるタイミングが意味不明です。機嫌が悪いからと言って隣の席の筆者に当たらないでほしかったです。
ビザの発行に法定調書合計表が必要なのは事実みたいです。
申請の必要書類について|就労ビザ申請サポート大阪 (shuurou-visa.com)
いつもドヤ顔で「事務提要に書いてある」と言っているのにGoogleも使いこなせないみたいです。
国税に対して不平不満を抱えていてメンタル悪化していた筆者も今は外資系の企業でのびのび働いています。
まとめ
国税は公務員試験行政職の中でも最も簡単に入れる試験であり、実際に私の同期にも公務員試験一通り受けたけど国税しか受からなかったという人もいます。簡単に公務員になれるからと言って安易に選ぶのは得策ではありません。
国税の職場をより深くリサーチして本当に自分に適した職場か熟考してから就職しましょう。
私はこの国税から脱出して現在外資系企業で働いています。
公務員からの脱出プランはこちらの記事とnoteを参考にしてください。
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