皆さんこんにちは!
皆さんの職場では「パワハラ」はありますでしょうか?
国税組織では毎年「パワハラ」が報告されており、実際に職員の何人かは処分されています。
ただその一方表面化されないパワハラは今も横行しています。
国税の組織の内部のパワハラ事情に興味ある方は是非参考にしてください。
国税組織のパワハラ事情、そしてその対策方法を網羅します。
初めまして!筆者は
・8年間国税専門官として税務署勤務。
・新卒で地方の国税局採用でした。
・国税辞職後は外資系の会社で働いています。
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国税組織のパワハラに対しての取り組み
国税組織ではパワハラに対しての研修が行われます。職員を会議室に集めてパワーポイントでスライドを流す研修です。
そこでパワハラの定義や、事例紹介、懲戒処分等の解説が総務課長~副署長によって行われます。
また、採用1年目~3年目からは国税組織外のカウンセラーか、内部の厚生課の職員によって仕事についての悩みやパワハラを受けてないかなどのカウンセリングの機会が与えられます。筆者の場合は前述のカウンセリングのほかに5年目の初めての異動の直後でまたカウンセリングの機会が与えられました。人事異動によって環境が変わった職員はカウンセリングの機会が与えられるとのことです。(人数多い署だと省略されるかもしれません)
カウンセリングの中身は「パワハラを受けていないか、見聞きしていないか」、「職場での困りごとはないか」といった内容でした。
また、それ以外にも「ハラスメント相談員」が7月の人事異動直後に20~30名ほど顔写真付きで部内のポータルに掲載され、「ハラスメントに困っている人はメールで相談を受けます」という相談窓口が設けられておりました。
さらに、部内の職員に知られるのは嫌な人向けに、国税外部のカウンセラーや弁護士の相談窓口も設けられておりました。
ここまで書くとパワハラ問題にはしっかりと取り組んでいるように感じられます。
一向に減らないパワハラ
しかしながら国税を辞めた人は口をそろえて「パワハラは存在した」と公言しております。
大阪局ではパワハラを苦に亡くなった20代の女性の記事も見かけました。なぜいまいち減らないのでしょうか。
気軽に相談できる人は非常に少ない
これは筆者の意見なのですが、国税の歪んだ人員構造が一つの理由ではないかと思います。国税組織を構成する役職のほとんどは「上席」です。(上席というかMJです)
仕事の話を相談しやすい年が近い先輩という存在はあまり多くありません。人数が比較的多い「法人課税部門」に配属されたならまだしも、その他の部門では採用1年目、2年目の次が40以上の上席というケースもあります。
私の有名大卒の同期は1年目で辞めてしまったのですが、彼は初めての配属で小規模署に配置になりました。その署は恐らく20代は彼一人、他部門に30代が一人か二人、残りは40代以上という人員構成でした。初めての社会人でなかなかキツイ環境だったんだろうなぁと思います。(ちなみに筆者もこの4年後同じような署に配置になりました)仕事のこととか聞きづらい雰囲気だったのかもしれません。
いい上席は少数ながらいるにはいるのですが、大半がくたびれたような人たちばかりなのでなかなか質問をしづらい雰囲気だし、文書発送の確認を依頼するとあからさまに面倒な態度をとられることも多々ありました。(文書発送の確認ってかわかりますか?国税では納税者に文書を送るときは担当者が作成した後、上席以下がダブルチェックをしてそこから統括官の決裁をもらいます)
ちなみに今の会社はそういう必要あるのかないのかよくわからないチェック機能はありません。マネージャーの確認なんかとらずにガンガンメール送信しています。
国税の文書発送スタンプラリーはこちらの記事で解説しています。
結果的にパワハラまがいのことをしてくる上席や統括官がいても対処法を相談できずに内に抱え込み、最後は辞職するというケースにつながるのではないかと思います。
管理職もまた問題
筆者の場合、辞職した年である採用8年目の両隣が問題ある職員でした。
この記事の3位と1位です。
右隣のタコ入道さんは気に食わないことがあるとフロアで怒鳴り散らす元銀行員で、左のマウントおばさんは何かあると上から目線で攻撃的な口用で攻めてくるかなりの有名人でした。
タコ氏にはカバンの持ち方にまでケチつけられたときは流石に笑ってしまいましたね。今考えれば私も悪かったです。あからさまに「何言ってんだこのハゲ笑」みたいなのを顔に出しすぎました。
両隣とも私と15は歳離れています。
こんな状況でも管理職の特別調査官は無関心でした。あと3年で定年で穏やかに過ごせばどこかの署の署長やって退官だからあまり問題ごとに首を突っ込みたくなかったんだと思います。
職員の「質」の問題
国税は基本的に気性が荒い人が多いです。税のプロフェッショナル集団なんて言っていますが、早い話税金の取り立て家です。もちろん脱税を企てている者に対しては強硬な姿勢で臨む必要があるから気の強い気質の職員もいなくてはなりません。そういう人たちなので部下や後輩に対してもあたりが強いです。
机とかゴミ箱は蹴るためのものです。
職場に長くいるだけの高卒がマウントを取ってくる
早い話「お局」です。大学出てたってKSK(国税総合検索システム)の使い方なんて学びません。それを教えてくださいといっただけで「大卒なのにそんなことも知らんのか」です。(習うわけねーだろ笑)
また、問題のある職員は課税部門や管理運営部門に張り付けられる傾向があります。逆に出世コースは総務をはじめ様々な部署に経験のために駆り出されます。そうなると、何年も課税、管理運営の人たちは僻み?から統括官や他の職員に対して「お前らこんなこともわからんのか」と言わんばかりに自身の事務作業に対しての知識をひけらかしますし、また知識量でマウントを取り始めます。
税法の知識とかだったらよく勉強してて偉いなと素直に感心できるんですけどねぇ・・・。
こういう老害みたいなのが結構多いのもまた問題です。「逆パワハラ」というように自分より年齢の若い統括官に高圧的な態度をとる上席もいます。
公務員は20代そこらで就職して60で退職するまで同じような仕事をローテーションしてこなすことになるので非常に閉鎖的な環境です。
一方外資系は人材の流出入が激しいです。簡単にクビになると言っているのではなく現在の給与と仕事内容で満足している人は残り、もっとお金が欲しい人は社内での出世を目指すのではなく外部にもっといいポジションを求めます。なので風通しがよくパワハラとはほぼ無縁なような環境です。
人間関係のストレスは本当に減りました。
あとは「専科」「普通科」の対立構造
こちらの記事で解説しています。
対策としては
録音しておきましょう。
国税庁「1000人新人研修」に中止求める声 会場の和光市長も懸念するが…「細心の注意払って」続行へ: J-CAST ニュース【全文表示】
また国税は意外にSNSで拡散されると弱いです。こちらの記事はTwitterで基礎研修の中止を求めた件をまとめたニュースです。
まとめ 公務員はいうほど安定してはいない
以上が国税のパワハラの現状であり、今後もこの状況が改善されるとは考えにくいです。
そこで私は職場にしがみつかなくもどうにかなるスキルを身に着けようと思い辞職し、語学の勉強を徹底しよう考えました。
もし仮にここで行動を起こさなければ、一生この「人事ガチャ」に悩まされながら職場で過ごすことになりますし、実際にそういう職員もいます。
メンタルを崩しながら職場にしがみつくことは「安定」というのでしょうか・・・。
今回はそんな現状を記事にしました。
そして筆者は結果として転職しました。詳しくはnoteを参考にお願いします。
私はこの国税から脱出して現在外資系企業で働いています。
公務員からの脱出プランはこちらの記事とnoteを参考にしてください。
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